都市ガスとプロパンガス(LPガス)はどっちがいい?家族構成による違いやメリット・デメリット
家族が増えると、ガスの使用量も増えるのは自然なこと。料理やお風呂、暖房など、日常生活でガスを使う場面が多くなり、ガス代も気になってくるのではないでしょうか? そんな時、実は「どのガスを選ぶか」が生活の快適さや家計に大きく影響するんです。ガスの種類によってランニングコスト(毎月のガス代)や使い勝手が変わるため、家族構成やライフスタイルに合わせた選び方がとても重要になります。
都市ガスとプロパンガスの違いとは?
では、具体的に「都市ガス」と「プロパンガス」の違いって何でしょうか? 簡単に言うと、ガスの供給方法や料金の安定性、火力に違いがあります。
どっちのほうが普及しているの?また、どうやって供給するの?
都市ガスは地面の中に埋まっている配管を通して、家まで直接供給されます。都市部やその近郊でよく使われ、料金は比較的安定していますが、発熱量が低いのが特徴です。
ですが、広範囲で導入されているため、使えるエリアが多いのが特徴です。
都市ガスの火力が弱い主な理由は、その発熱量が低いことにあります。都市ガスの中でも、最も発熱量が高いとされるA13という種類のガスがありますが、それでもプロパンガスの発熱量の半分程度と言われています。
プロパンガス
一方、プロパンガスは「LPガス」とも呼ばれ、ガスボンベを自宅に設置して供給されます。定期的に業者さんがボンベを補充してくれる仕組みです。料金は原油価格の影響を受けやすく、変動しやすいですが、都市部以外でも利用可能です。災害時にもガスが途切れにくいというメリットがあります。
また、プロパンガスは都市ガスに比べて高熱量で、火力が強いとされています。しかし、同じガス機器を使う場合、火力そのものは同じです。実際の火力の差はガスそのものの発熱量によって決まるため、プロパンガスの方が高火力を実現しやすいのです。そのため、高火力が必要な料理にはプロパンガスが適しているといえるでしょう。
家族構成による使用量の違いとコストの比較
ファミリー層(3~4人世帯)になると、ガスの使用量も大きくなります。料理やお風呂、暖房など、毎日の生活でガスを使う場面が増えるため、その分ガス代も高くなります。
一般的な使用量
ファミリー層では、1人暮らしに比べてガスの使用量が倍以上になることが多いです。例えば、3~4人の家族が毎日お風呂を沸かすだけでも、かなりのガスを消費します。
都市ガス vs. プロパンガスの年間コスト
都市ガスは料金が安定しており、多人数世帯でも比較的コストが抑えられます。一方、プロパンガスは使用量が多くなるほど料金が高くなる傾向があり、特に価格が変動しやすいので予算管理が難しいこともあります。一般的には、都市ガスの方がファミリー層に向いているとされています。
項目 | 都市ガス | プロパンガス(LPガス) |
---|---|---|
メリット | ・安定した供給と料金設定 ・自然災害時でも復旧が早いエリアがある |
・都市部以外でも利用可能 ・災害時の対応が容易(ボンベで供給が途切れない) |
デメリット | ・都市部でしか利用できない ・工事費用が高額になる場合がある |
・価格が変動しやすい ・ガスボンベの設置スペースが必要 |
子供がいる家庭でのガスの選び方のポイント
ファミリー世帯の場合、ガス料金だけでなく、使いやすさや安全性も考慮に入れることが大切です。
ガス料金:
家族が多いほどガスの使用量が増えるので、安定した料金設定が重要です。特に調理や給湯の頻度が高い家庭では、都市ガスの安定性が魅力です。
利便性:
都市ガスは都市部で広くカバーされており、地域全体で使えるので便利です。一方、プロパンガスは都市部以外の地域での使い勝手が良いです。
安全性:
子供がいる家庭では、ガス漏れなどの安全性も気になるところ。プロパンガスは災害時でも供給が止まりにくいですが、日常のコスト管理がやや難しい場合があります。
家族に合ったガス選びをしよう。悩んだら当社にご相談ください
家族構成や住んでいる地域によって、どのガスが適しているかは異なります。都市部でファミリー世帯の場合、ガスの使用量が多くなるため、料金が安定している都市ガスが便利です。また、広範囲で利用できることや、安定供給も魅力です。
一方、地方に住んでいる方や災害対策を重視する方は、プロパンガスが選択肢になります。災害時でもボンベで供給が途切れにくく、都市ガスが利用できない地域でも手軽に使えるのがメリットです。
最後に、家族に合ったガスの選び方について迷っている場合は、専門家に相談するのが安心です。家探しや暮らしに関するお悩みはなんでもスタイリッシュホームにご相談ください。
家族構成や、ライフスタイル、居住地に合わせて、最適なガスの選び方をご提案させていただきます。