2階にお風呂を設けるメリット・デメリットとは?後悔しないための間取り選びのポイント
家を建てるときや新しい家を探すとき、間取りってとても大事ですよね。最近、特に人気があるのが「2階にお風呂(浴室)を設ける」というアイデアです。この選択肢には「広々とした家になる」などのメリットもあれば、「騒音が気になる」などのデメリットもあります。
この記事では、2階にお風呂を設ける理由や、その際に気をつけたいポイントを詳しく紹介します。2階にお風呂を設けるのは便利な部分も多いですが、重さや騒音、将来のことも考えると注意が必要です。しっかり準備して、後悔しない家づくりをしてくださいね。
2階にお風呂がある間取りのメリットとは?
大和市、綾瀬市、座間市、海老名市でも徐々に2階に浴室のある住宅が目に付くようになったと感じます。延べ床面積が110平米未満の2階建て住宅の居住者を対象に約800件調査した結果、1階にLDK+和室、2階に浴室のユーザーは91%が満足、1階にLDKのみ、2階に浴室のユーザーは95%で共に満足度が高くなっています。
1階を広々使える!
2階にお風呂を設置することで、1階のスペースをリビングやキッチンにゆったり使えます。例えば、リビングを大きくしたり、キッチンを広く取ったりすることができるので、家全体がより広く感じられるんです。
プライバシーが守られる
1階にお客さんが来ていても、2階にお風呂があれば気楽に入浴できます。リビングからお風呂場が見える心配もないので、家族みんなが快適に過ごせますね。セキュリティ面でも安心です。
風通し&眺めが良い
2階のお風呂は、窓を開けると風が気持ちよく通り抜けたり、周囲の景色を楽しむこともできます。特に、周りに家が少ない場所だと、開放感を感じられますよ。
2階にお風呂がある間取りのデメリット(失敗事例)
2階にお風呂を設けるのは便利な部分も多いですが、重さや騒音、将来のことも考えると注意が必要です。しっかり準備して、後悔しない家づくりをしてくださいね!
重いので構造に負荷がかかる
お風呂って、実はすごく重いんです。浴槽にお湯をためると、500リットルもの水を使うことも。そのお湯の重さに加えて、浴槽やお風呂場の壁などの重さを考えると、700kg以上にもなることもあります。そのため建築構造上は好ましい構造とは言えません。家を設計するときには、その重さに耐えられる強い構造にする必要があります。
浴室の音が1階に響くことがある
水を使うと、水の流れる音やシャワーの音が1階に響くことがあります。特に、夜間にお風呂を使うと、下の階の寝室に音が伝わることも…。でも、床材や配管の工夫で音を抑える方法があるので、リフォームの際に考えてみると良いですよ。
老後のことを考えると不便かも?
今は元気でも、将来年を取ってから階段を上がってお風呂に行くのが大変になるかもしれません。年齢を重ねたときのことも考えて、動線を工夫したり、将来的に1階にもお風呂を設けるプランを検討しておくと安心です。
実際に「2階お風呂を設けた」人の体験談を紹介
良かった点
「2階にお風呂を設置して、本当に良かった」という声も多く聞かれます。例えば、1階にお風呂がないことで、そのスペースを他に有効活用できるため、リビングやダイニングが広々と感じられるようになった、という意見が多いです。
また、「1階にお客さんが来ているときでも、気にせずにお風呂に入れるのが快適」というメリットも挙げられています。プライバシーが守られるため、家族みんなが気兼ねなく生活できるといった利点も大きいですね。
後悔した点
一方で、2階にお風呂を設けて後悔しているという人も少なくありません。
洗濯機を置くスペースを2階に設けることができず、浴室の洗濯物を1階に持ち運ぶ必要があるので「洗濯が面倒」という声があげられました。浴室だけでなく、洗濯導線なども考慮して選ぶ必要があるでしょう。また、排水音が1階に響いてしまう問題もあります。「夜遅くにお風呂を使うと、1階で休んでいる家族に迷惑がかかる」という体験談も。
さらに、「今は良いけれど、老後のことを考えると不安」という声もあります。階段を上り下りするのが将来的に大変になるかもしれないという懸念があるため、老後の生活に備えて動線や他の設備についても考える必要があるでしょう。
2階にお風呂を設ける際の注意点と防水・費用対策
2階にお風呂を設ける場合、特に大切なのが「防水対策」です。もし防水が不十分であれば、水漏れが下の階まで広がり、重大な被害を引き起こす可能性があります。そのため、施工の際には必ず確実な防水処理を行うことが求められます。
防水シートを使用することで水漏れのリスクを軽減したり、排水設備を工夫することも有効です。例えば、排水管の設置場所や材質にこだわることで、長期間にわたって水漏れを防ぐことができます。プロの意見を取り入れながら、信頼性の高い防水施工を行うことが重要です。
また2階にお風呂を設置する場合、1階に設けるよりも費用がかかることがあります。特に、防水工事や配管工事は通常の施工よりも手間がかかり、その分コストが上がります。また、騒音対策のための工事も検討する必要がある場合があります。こういった追加の工事費用がかかるため、事前に見積もりをしっかり確認し、予算内で収まるかどうかを確認しておくことが大切です。
後悔しない間取り計画や物件探しなら当社にご相談ください
2階にお風呂を設けることで、スペースを有効に使えたり、プライバシーを確保できるなど、たくさんのメリットがあります。一方で、重さや騒音、防水対策、そして将来のライフスタイルを考慮した間取り計画が必要です。
「今は便利だけど、将来的に使いづらくなった」など、後から後悔することがないよう、プロのアドバイスを受けながら長期的な視点で家づくりを心がけることで、満足度の高い住まいを実現しましょう。
当社では、お客様のライフスタイルや将来設計に合わせた最適な間取りや物件探しのサポートを行っています。
リフォームやリノベーションに関しても、当社スタッフが、細かい部分まで考慮した間取り設計をお手伝いし、騒音や防水、動線などの問題にしっかり対応できる施工業者をご紹介いたします。家づくりや物件探しに関して、不安や質問があれば、ぜひ当社にご相談ください。お客様の理想の住まいづくりを全力でサポートいたします。